会社のDNAとは何か?

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2008年、私はある会社と、比較的大型の企業合併交渉にあたっていた。
(結果として交渉は決裂したのだが・・・)

その時に合併交渉をしていた相手先の社長が言っていたことで印象に残っていることがある。

会社のDNAとは何か?

会社のオフィス?内装?立地?どんな事業をやっているか?どんな制度があるか?給料がいくらか?社員数?・・・

否。

会社のDNAとは、その社長いわく3つだそう。

●社名
●株主構成
●役員

DNAとは、会社の基本的な方向性を決定づける上で最も重要な部分だ。
オフィスや給料などの要因は、その上に乗るウワモノ要素。

●社名
名は体を表す。
どんな名前なのか?そこに意味がある。
私が社長を務める会社は「ユナイテッドリンクスジャパン」だ。

ユナイト=UNITEするものは、価値観、そして、その結果作り出されたものたち。
それらをリンクされたこの世の価値的生産物をつなげていく、つないでいく。
そういうミーディアムとしての機能を果たしたい。

そう思って社名を名づけました。

会社名が「原田実業株式会社」でも印象は変わるし、なんとなく社風も創造できそうだろう。
ハラショードットコム株式会社でもまた、少し違った印象を持つはずだ。

名前が実は企業の根幹要因の一因であるという考え方は面白いと思った。

でも、会社の名前が決まらなければCI(コーポレートアイデンティティ)は決まらないし、なんとなくコーポレートカラーや、それを取りまく他のデザインも決まらない。

人間の名前に置き換えてもそうだが、もし仮に私の名前が「原田翔太」じゃなくて、

原田鬼三郎

とか

原田権兵衛

だったら、私のイメージも大きく変わるはずだ。

名は体を表す、は伊達じゃない。笑

●株主構成
私の会社は基本的に外部資本は入れていない。それを基本方針として掲げているし、順守している。(つまりは、私のオーナー会社です。)

先日のエントリ
2つの独立・開業スタイル ベンチャーの虚実告白。

でも書いたが、小さく強くを標ぼうする以上は絶対によほどのことがない限り外部資本を入れないほうが良いと考えている。

外部資本を入れる場合は、バイアウト目的か株式公開による上場益を求める、もしくは時代を超えて存続していくようなでっかい会社を作りたい場合のみにしたほうが良いだろう。
*逆にいえば未公開を決め込んだ場合は、よほど明確な利害関係の一致制がない場合、外部資本を入れるメリットは株主側にも事業会社側にもあまり意味があるものとは言えない・・・・

私はこの会社を通じて、自分の情熱と魂の吐け口としたい。
だから、自分の会社でやっていくことに対して株主にとやかく言われたくない。
往々にして株主というのは利益追求のみを目指す現金なタイプが多い。

それは資本主義において、至極当然ではある。
ただ、私は会社は自己実現のための器でもあるし、自己表現のための発信基地でもあるというスタンスで運営している(&スタッフもその考え方に共感できる人間で運営している)

そういう理由から、私は一切の外部資本を受け入れていない。

つまり、株主構成というのは、会社として目指していくスタンスを表すものとして見ることもできるわけだ。

また会社の実質の支配権(オーナーシップ)がだれのものなのか?というのも重要なところだろう。

●役員
役員は会社のDNAだ、と言い切ると「では、社員はDNAではないのか?」という質問をしたくなる人もいるだろう。

もちろん社員も会社の一部だ。
彼らが会社の「文化」を形作るのには間違いない。

が、しかし。
DNAはやはりその会社の創業者、創業メンバーたちそのもの。
これはゆるぎない事実だ。

創業者の意志や思考、哲学が、ベンチャーを創る。
逆にいえばそれ以外の要素なんて、ベンチャーにはないに等しい。

どういう役員がいるのか?どういう経営者たちによって動かされているのかは、社員以上に強烈に会社の色、風土、文化を決定するものだろう。


これら3つの要素について、振り返ってみた。

企業合併にあたり、「お互いの文化が~」という議論が出る際は、ここらへんの要件趣旨が異なる場合に起きやすいのではないだろうか。なぜかといえば、つまり、社名、株主構成、役員の3つが、会社のDNA的要素だからである。

私自身、合併にあたり論議になった際、この3つの要素が会社に陰ながら及ぼしている影響の大きさを、実際の体験を通じて痛感した。

何か自分の足場を確認するためのヒントになれば幸いです。

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