ねえ、WEBがどんどんつまらなくなってないですか?・・・

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知人とメディア論議をしていた。

といっても、小難しい話ではない。

単純に「最近ウェブが、つまらなくなったような気がする」ということについて、意見を交わしていたのだ。

これを読んでいる読者の方はどう思われるだろうか?

ウェブ、つまらなくなったような気がしません??

少なくとも、私のまわりにいる近しい人たちや、以前からウェブサービス・ウェブメディアのヘビーユーザーだった知人たちは口を揃えて同じようなことをいう。

「ウェブが、なんだかつまらなくなった。」

なぜだろう。

今日話をしていた知人が言っていたこと。

「議論したいならはてなダイアリー」 「オシャレになれ合いたいならアメーバ」 「ひたすら承認欲求を満たしたくて閉鎖的にやりたいならmixi」

うん、納得。笑

端的にそれぞれのメディアの持つユーザーの特性を言い表しているように思う。

いずのサービスの特徴も、ユーザーがコンテンツを生成するCGM(コンシューマージェネレイテッドメディア)だということだ。

つまり、サービサーは媒体を提供しているだけ。

コンテンツはユーザーが自分たちで書く。

箱を貸す、ユーザーがコンテンツを作る、たくさんの人がやる→媒体価値が高まる→広告が取れる

こういうサイクルでビジネスが成立する。

大なり小なり、メディアビジネスというのはそういうものだ。

ただ、大きく異なるのは「コンテンツをユーザーが作る」というところだろうか。
TVも、新聞も、ラジオも、これまで「マスメディア」と呼ばれてきたメディアのほぼ全てが媒体側がコンテンツも同時に提供していた。

コンテンツ作成の主体者が、企業から各ユーザーの手に委ねられたことによって、僕たち一般人はウェブ上に強力な情報発信手段を持つことになった。

mixiを見ていて、その友人が感じたこと

「あいつらはコストがかからないコミュニケーションばっかりしているから、見ていてげんなりする キーボードをちょこちょこ打って、それで承認したり否定したりして一喜一憂してる。それを間に受けて投稿者は喜んでるけど投稿者達が集まってライブとかやってみても結局赤字みたいだしな。」

彼らが求めているのは、情報の伝達ではない。


おそらく、承認欲求を求めている。


これがCGM時代のメディア内部に介在する大衆心理だ。

簡単にいえば、どいつもこいつも承認されたくてネットにアクセスしている。

mixiニュースからの引用記事を書く人たちの心境はおそらく、自分の存在を認めてもらいたい。共感してもらいたい。そういうところに根底的な欲求があるのだろう。

かつて、ネットにはもっと不確定要素の高い、先が見えない不透明さゆえのワクワク感があった。

たとえば、私のような分けの分からん大学生もどき(笑)が世の中に向けてビジネス出来たり、極論、無名の政治思想主義者が本気で社会に向けて啓発したりとか出来たりもする。

そういうのがネットの「すごさ」として語られ、可能性について論議されていたわけだが、今やある種のサークルのだべりとか、ご近所話を世界に向けて発信する場所になってしまったな感が否めない。

そういう「地域コミュニケーション」的なものとは、違う領域が広がっているイメージだった。

地域コミュニケーション的といったのは、現実世界をそのまま移行したようなコミュニケーション様式になりつつあるからだ。

つまり、ネットと現実の境目が薄くなるほどに、ネットの世界は現実世界の代替でしかなくなる。

ネットが「純ネット的」でなくなってきたのと比例して、ネットへの正体不明ゆえの未知数的期待感は減速する。

結局、どこでも見かける奴らがどこでも見かける光景をネット上で展開しているような、そんな今がある。

彼はこんなこともいっていた。

「今、一番面白いのは、スカイプでひたすら"skype me"にして、待つことくらいじゃないかな。  世界中から、誰も知れない人からかかってきたりするんだよ。」

なるほど。
そうか。

このアクシデント的な予測不可能感。
これだ。

この「全く予測不可能な」状態こそが、ネットの高揚感(ワクワク感)であり、数年前に見られたITバブルを生んだ原動力だったんだ。そう気がついた。

みんな未知数を求めて、現実世界に飽きた人たちが、圧倒的に自由で創造的なインターネットに可能性を感じ、支持した。それがこれまでのインターネットだったんだなと。

今はもう、未知の遭遇がなさすぎるのかもしれない。

それは、現実世界と限りなく近い世界をネット上で再現しようとしたSNS・・・もっといえばmixiのような実名ベースのコミュニティが台頭したからだろう。

招待性にして、透明度を高くすればするほどに、ネット上のコミュニティは現実世界との境界線を淡くする。

結果、結局未知数の出逢いよりも知人ベースとのネット上での「つながり」以上のものを生み出せなくなった。

そう、地域コミュニティやビジネスコミュニティといった「現実世界でのコミュニティ」がネット上でも再現されたに過ぎない・・・それが今のネットメディアだろう。

出会い系に関しても規制がなされた。
これによって、ますます未知の遭遇は減る。

これからのネットメディアの可能性を探るにあたり、このコミュニティと人間とのかかわりあい方。
現実とバーチャルの近接・隔離のバランスというのは最重要概念のような気がした。

長いので明日に続く。
ちなみに、私本日、25歳になりました。

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